こんにちは、プリザミーマです。
この記事では「プリザーブドフラワー仏花とはどんなお花?」「生花ではなくプリザーブドフラワーをお供えしても良いのかな?」と疑問を感じている方に、プリザーブドフラワー仏花の事を知っていただきたいと思います。
プリザーブドフラワーで作る仏花とは?
プリザーブドフラワー仏花(お仏壇やお墓参りにお供えするお花)の人気が年々、高まっています。
特殊加工され、造花でもドライでもなく、生花そっくりなのに、水を必要としないお花です。
仏壇やお墓参りのお供えするお花は生花じゃないといけない!と思われがちですが、プリザーブドフラワーや造花でも気持ちのこもったお花であれば構いません。
仏花に関しては、決まりごとがたくさんあるように思われがちですが、一番大切なことは気持ち(心)です。
故人のご冥福をお祈りし、ご遺族の心を慰めるためにお供えするお花です。特に葬儀のお供え花には様々な意味合いがあります。
プリザーブドフラワーとは(保存された花)という意味です。造花とは異なり、特殊な方法で(生花)を加工したものです。生花を使い特殊な加工で作ります。プリザーブドフラワーは色合いをそのまま保存できるように加工してありますので、水やりが不要にも関わらず生花と同じ鮮やかな色を損なわず長く保つことが出来ます。
祭壇用のお供え花とは?
祭壇用のお供え花とは、葬儀の際に式場や祭壇に飾るお花です。
供花(きょうか、くげ)とは故人に供える花のことです。供花には故人の霊を慰めて哀悼の意を表する意味合いと、祭壇や会場を花で飾ることによって遺族の悲しみを和らげる意味や親族、遠方で会葬できなかった人から贈られます。
お花を供える意味や故人に花を供えるという習慣は時代や宗教、民族を超えておこなわれています。
古くは五万年前のネアンデルタール人が遺体に花を添えて大切に埋葬していたという痕跡も見つかっているそうです。
死者に花を供える意味は、薬効のある花で遺体の腐敗を遅らせようという目的もあるかもしれません。
また秋冬に花が枯れても、春に再び花が咲くように死者の新生を願ったためだとも言われています。
お墓や仏壇にお供えする花は、仏様の方を向けずに私達の方を向けてお供えします。これはやがて枯れていく儚い生命を知り、今ある命に感謝するという意味が含まれているそうです。
枕花とは?
枕花は葬儀が終わるまで故人の枕元に飾るお供え花です。
血縁者や故人と親しかった人がお供えします。
白を基調にして落ち着いた淡い色のお花をお供えすることが多いです。
後飾り用お供え花とは?
四十九日の忌明けまで遺骨や仮位牌などを安置する祭壇を後飾りと言います。
葬儀に参列できなかった人が弔問に訪れる事もありますので、少し色合いのあるお花や、故人の好みでお供えすると良いでしょう。
仏壇用お供え花とは?
お仏壇用お供え花を仏花とも言います。
仏壇にお花を飾る時は(花立)と呼ばれる仏具を用います。
基本的には2束を1対でお仏壇の両脇に設置することが一般的とされていますが設置スペースの関係なので1束のみ飾ることも多くなっています。
お仏壇のお供えのお花は、生花でなくてはいけないと思われがちですが、実は、プリザーブドフラワーや造花でも気持ちのこもったお花であれば問題ありません。
神社にお供えするお花
神社にお花をお供えしても問題ありません。しかし、神道においては仏教のようにお花を基本のお供えとしてはいないのです。
一般的なものは、白い菊とされています。白い菊の花が使われる理由としましては、様々なものがあります。
菊の花の匂いはお香の匂いと似ているから、菊の花は食べた人を長寿にすると言われているからなどといった理由があります。
他にも皇室の紋章が菊であったり、花言葉(格調が高い)という意味があることから用いられるなどといったことも言われています。
白色は穢れがない色のためとされています。
故人が生前に好んでいた花があるのならばその花を贈るのもよいでしょう。
トゲのある花香りの強い花、バラ・毒のある花、アジサイなどは避けましょう。
また色のついた花も、ご遺族や神社の考え方によっては、嫌がられてしまう場合もあります。
プリザーブドフラワーで仏花を作るメリット
プリザーブドフラワーは、水やり不要でキレイが長持ちし、お手入れいらずで数年間は美しさを保てます。
枯れたお花の処理や水やりの手間が無いので、お花の痛みやすい時期など喜ばれています。
美しい花姿を長く保つプリザーブドフラワー仏花は現在とても注目されています。
現在のインテリアや住環境にも対応している、現在に即したデザインやサイズ感の仏花を求める声も多く聞かれるようになりました。
保管状況によっても異なりますが2,3年は美しさを保てます。
お仕事の関係で、家を開ける事が多かったり、どうしても毎日のお水の入れ替えが大変な場合は、日々のお花はプリザーブドフラワーや造花を使い、命日や月命日などの法事の日、お盆やお彼岸に生花をお供えするなど、上手に使い分けてみるのも良いでしょう。
プリザーブドフラワーで仏花を作るデメリット
プリザーブドフラワーで仏花を作るデメリットは2つあります。
- プリザーブドフラワーは湿気に弱く、カビが発生することがある
- お花がずっと同じなので変わりばえがしないこと
プリザーブドフラワーは湿気に弱いです。
葉物のプリザーブドフラワー、ドライフラワーは湿気が多いとカビが発生する事があります。
白い粉が発生している時は、カビの可能性があります。
そして、お花がずっと一緒なので変わりばえがしないというデメリットもあります。
カビ発生しないように葉物などは、造花を使用する事が多いです。カビを完全に除去する事は出来ませんが、少しでも除去したい場合は、テッシュペーパー、ウエットティッシュなどで軽く拭き取ると良いでしょう。変わりばえしないと思われる時は一緒に生花をお供えされると良いでしょう。
プリザーブドフラワー仏花の作り方
プリザーブドフラワー仏花の作り方は、形、お花の種類などいろいろあります。
仏花にはどんなお花が適していると思いますか?
仏花の花の本数は3・5・7本など奇数にして棘の無いお花が良いとされています。
仏花のお花は一般的に菊の花が知られていますが、菊以外どんなお花が適しているのかよく分からないという方も多くいらっしゃいます。
季節によってあるお花、故人がお好きだった花がある場合はそのお花を飾って差し上げても良いでしょう。
季節のお花には、
・春→キンセンカ、アイリス
・夏→リンドウ、ケイトウ
・秋→ほおずき、ミソハギ
・通年→菊、百日草、カーネンションなどがあります。
仏壇にお花を飾る時に(花立)と呼ばれる仏具を用います。
基本的には2束を1対でお仏壇の両脇に設置する事が一般的にされていますが設置スペースの関係などで1束のみ飾ることも多くなっています。
写真をいれて飾ることもできます。
プリザーブドフラワーで作る仏花の種類
プリザーブドフラワー仏花の種類は色々あります。
- 納骨堂用
- 仏壇用
- お供えギフト
- 回忌のお返し
- ペット用、などがあります。
器の色に決まりはありませんが白、シルバー、ゴールド、黒っぽい器等設置場所に合わせて選ばれています。
ホコリ、お線香の匂い移りを防ぐには、ガラスケース付や外ケース付を選ぶと良いでしょう。
納骨堂用
納骨堂用は、小さめがおすすめです。
収納スペースが狭い為1対ではなく単品でお供えされる方が多いようです。
仏壇用
仏壇の大きさなどでお供え花の大きさを決めます。
仏壇の中にお供え、仏壇の横にお供えする事が出来ます。
花立お供えする方法、器にアレンジしてお供えす方法があります。
お供えギフト
初七日、49日、回忌、初盆参り、お盆、お彼岸などお供えとして喜ばれています。
御仏前と一緒にお供えされる方が近年大変増えています。お供え花はたくさんあると華やかになります。
初盆の方への仏花はその後の1周忌以降までお供え出来ますので大変喜ばれています。
回忌のお返し
回忌のお返しに仏花等のアレンジをオーダーされる方もいらっしゃいます。
持ち帰えられてご自宅のお仏壇にお供えしていただくことも出来ます。
ペット用
現在は、ペットの需要も増えてきた影響で、ペットに対する葬儀、お供え物を考えられている方もいらっしゃいます。
お供え花をプリザーブドフラワーでとのご依頼も多くなりました。
好きだったおもちゃなどと一緒にお供え花を飾ってあげると良いでしょう。
プリザーブドフラワー仏花はこんな人におすすめ
枯れない、水換え要らずのプリザーブドフラワー仏花は、お仕事の関係で家を開ける事が多い方日々の水換えが大変な方生花を買いに行くのが大変な方、お花代を節約したい方など、高齢者の方にも大変喜んでいただいています。
枯れないので、いつまでも綺麗、華やかで保てます。
お時間の無い方、生花を買いに行くのが大変、高齢者の方からのオーダーをいただきます。
離れて暮らしてある、息子様、娘様がご両親に送って下さい、とのご依頼もあります。
ご両親様には大変喜んでいただきました。
プリザーブドフラワー仏花の価格
基本的には、オーダー次第でどんな価格帯でもプリザーブドフラワー仏花をつくることができます。
プリザーブドフラワー仏花の目安の価格は、2,000円(税抜)〜で承っております。
プリザーブドフラワー仏花まとめ
仏花に関しては、決まりごとがたくさんあるように思われがちですが、一番大切なことは気持ち(心)です。
水やり不要で綺麗が長持ち、お手入れいらずで数年間は美しさを保てます。
枯れたお花の処理や水やりの手間が無いので、お時間の無い方、生花を買いに行くのが大変な方からオーダーいただいています。
プリザーブドフラワー仏花の種類は色々あり、納骨堂用、仏壇用、お供えギフト、回忌のお返し、ペット用等があります。
器に合わせた仏花アレンジを作ることができます。
仏壇に飾り時の(花立)用アレンジ、器を使ったアレンジ、ガラスドーム付アレンジ、器に入れ外ケース付アレンジ等があります。
一般的に菊の花が知られていますが菊以外でも故人が好きだったお花などをお供えすると良いでしょう。
棘の無いお花が良いとされています。
以上、『プリザーブドフラワーで作る仏花とは?【お供えのお花が傷まない】』でした。